一人暮らしをはじめるときにその地域の治安については予め調べておきましょう。
住む場所を決めるときには最初に見学に行って自分の目で確かめておくと思います。
その際には昼間だけではなく、できたら一週間で様々な時間帯の様子を確認しておくようにしましょう。
昼間は駅前が賑わっていても夜になると閑散としていて人通りも少ない、ということもあります。
また、家の周りだけではなく駅から家までの道のりも一度歩いて確認しておきましょう。

それから、住まい周辺にはゴミが散らかっていたり落書きがされていないかということも見ておきましょう。
街がきれいということはそれだけ人の目が行き届いているということです。犯罪の抑止効果があると言われています。

その他、外灯の数は多いか少ないか、近くに交番があるかといった点まで見ておくといいですね。

地域全体の治安についても確認しておきましょう。住む場所周辺の犯罪情報をネットで調べたりしてみましょう。
近隣の警察や自治体がメールで犯罪の発生状況をお知らせしてくれるサービスを行っています。登録しておくと犯罪の予防意識が高まります。

家の周りに何かあった時に逃げ込める場所があるかどうか見ておきましょう。交番の他にもコンビニやファミレスなどがあると逃げこむことができます。

防犯に関して間違った知識を持っている場合もあります。思い込みによって被害を招く可能性も考えられますので必ず正しい知識を身につけるようにしましょう。

家に無事ついたからといって安心はできません。もしかしたら自宅まで不審者がついてきているかもしれません。家に帰ってきても気を抜かないようにしましょう。

家に帰ってきたらまずポストの郵便物を確認しましょう。個人情報がかかれた郵便物もありますので必ず毎日回収しましょう。また、郵便物がたまっていると不在だと思われて狙われてしまう可能性があります。

玄関前まできたら何か不審な点がないかチェックしましょう。ガスメーター周りにメモが残っていたりなにかものが移動した痕跡がないかなどをみておきましょう。空き巣はねらいを定めた家にマーキングを残しておくことがあると言われています。もしもマークがあったら消しておきましょう。

周りをみて不審な人がいなかったら鍵を出して部屋に入りましょう。部屋に誰もいなくてもインターフォンをおし、「ただいま」といって入っていくようにしましょう。

体力に自信があっても安心することはできません。
たまに痴漢やひったくりを撃退した女性の話がニュースでやっていますが、それは運が良かった時です。女性と男性とでは基本的に体力に差があります。犯罪者は特に興奮状態にあるため、襲われたら撃退できる可能性は低いです。

・窓まわり
窓の周りは外から見えることができる箇所です。その部屋に女性が住んでいると外からわからないようにしましょう。カーテンはピンクなどの色を避け、ぬいぐるみなどの小物も置かないようにしましょう。レースカーテンは中が見えにくくなるミラーレースがおすすめです。

・施錠
少しの外出でも必ず施錠するようにしましょう。ゴミを出したり郵便物などを取りに行く時にもでも鍵をかけるようにしてください。

・ゴミ出し
何気なく捨てているゴミにも注意を払いましょう。
個人情報が記載されているような書類はシュレッダーにかけてから捨てるようにして下さい。文房具屋さんなどで家庭用のシュレッダーを買うことができます。

また、女性用の小物や衣類などはゴミ袋から透けて見えないように袋を重ねて出すようにしましょう。下着類を切り刻んでから出すようにするといいでしょう。最近は下着屋さんで引き取ってリサイクルしてくれるところもあります。
また、ゴミ出しは必ず決まった時間に出しましょう。長時間出しておくと荒らされる可能性があります。

・通る道
通勤や通学で通る道は決まった道ではなく複数の道をチェックしておきましょう。人通りの多い道や逃げる場所がある道などを確認しておくと夜道も安心です。

女性が一人でも安心して暮らすためには日々の暮らしを見直す必要があります。
もしストーカーや空き巣の付け入る隙があったらいつ被害にあってしまうかわかりません。
これまで何もなかったし、きっとだいじょうぶ、という油断は禁物です。自分の生活習慣を見なおして被害に合わないようにしましょう。

女性でオートロック付きのマンションに住んでいる人は多いと思います。オートロック＝安心というイメージがあるからです。
しかし、オートロック付きだと油断してしまってかえって危険を呼び寄せてしまうことがあるのです。オートロックをくれぐれも過信しないようにしましょう。

自分の部屋の玄関は必ず毎回施錠しましょう。ちょっとの外出時にも油断せず、必ず毎回鍵を閉めるようにして下さい。補助錠などをつけてツーロックにしておくとなおいいでしょう。
窓の鍵も忘れずに。

外出している時間帯を悟られないように部屋の召命はタイマー設定でオンオフできるものを使用するといいでしょう。
昼間学校やバイトで夜帰ってくるという生活をしていると不在の時間帯を外部の人に知られやすくなります。不在の時間が長くなるようならタイマーで照明がつくようにするか、遮光カーテンで明かりが外に漏れないようにしましょう。

夜中のひとり歩きにも注意しましょう。歩く距離が長くなるのであればタクシーを使うようにして下さい。そしてなるべく人通りの多い、明るい道を選んで歩きましょう。携帯電話で通話していたり、音楽を聞いているのも注意力が散漫になるのでおすすめできません。